移動介助

日常動作をスムーズにする移動介助

人が生活していくためには手足を動かし次の動作に移ることはごく自然で意識しなくても行なっていることですが高齢者や体に障害がある人は食事する、排泄、衣服の着脱、入浴するといった基本的な動作をスムーズに行うことができません。
「寝返りを打つ」「起き上がる」「立ち上がる」「座る」「歩く」といった基本的な日常の動作をスムーズに行うことができるように介助することを移動介助といいます。
人が行う日常生活移動のすべては、この5つの基本動作が組み合わさって行なわれています。

 

移動介助は食事介助などの身体介助の一部になります。
移動介助を行なうときは患者さんの動きに合わせ体の重心位置を把握し患者さんが転倒しないように気をつけながら介助することが大事です。
また身体面では筋肉の力や機能状態、患者さんの精神面環境面を考慮する必要があります。
特に精神面では不安感や恐怖心があると、少しの移動でも上手くいかない場合があるので思いやりのある介助の仕方が大事です。

 

患者さんにとって移動したい場所にスムーズに移動することができないという苛立ちを理解しましょう。
医療関係者に患者さんの症状を確認し薬を服用している場合は薬の内容や副作用なども確認しておくと、介助する患者さんへの介助がしやすくなります。
かなりの高齢者や重い障害をもつ人を介助する場合は介助用具を使用するのも転倒防止に役立ち効果があります。
たとえばベッドの側面に取り付けられた介助バーはベッドから車椅子に移乗する場合、患者さんにとって立ち上がりやすく体の重心を正しい位置に矯正するのに役立ちます。
移動介助は訪問介助の一部になりますが、その他の介助としては入浴、排泄、食事、外出介助などがあります。