医療の知識

高度な医療の知識はなくても大丈夫

実務者研修では、医療の知識も勉強します。本来、医療行為ができるのが医師だけです。相対的医療行為と呼ばれる注射のような一部の行為は看護師でもできますが、基本的に実務者研修や介護福祉士のような介護職はできないと考えていいでしょう。
ですが、医療知識がまったくないと、現場に出たときに適切なケアができない場合があります。医師や看護師の言っている内容が、ある程度理解できて、支援を受けている人や家族に対してわかりやすく説明できる必要はあるでしょう。
実務者研修のカリキュラムには、最低限の医療の知識を習得できるように組まれています。

 

■高度な医療の知識はなくても大丈夫です。
実務者研修のテキストには、基本的な病気の名称や現れる症状、対処法が載っています。風邪やインフルエンザといった、日常生活でよく耳にするものや、白内障や緑内障、心筋梗塞やガンといった、高齢者に多い症状も学習します。介護の技術とは、介護を必要としている人の生活をサポートするためのものです。支援の必要な人の体調管理のためにも、一般人の知識レベルではなく、一歩踏み込んだ理解が必要になります。
とくに、病気の徴候は、症状を悪化させたり、合併症を未然に防いだりするための重要な役割を持っています。しっかりと理解しておきましょう。

 

■できる行為・できない処理を理解しましょう。
実務者研修が学ぶカリキュラムには、介護従事者がやっていいこと・いけないことの説明が丁寧にされます。一緒に働く医師や看護師の業務を妨害せずに、要介護者のケアができるような適切な知識を身につけましょう。
たとえば、以前はたんの吸引を介護従事者が行うのは禁止されていましたが、法律の改正によって、条件付きでできるようになりました。