重度訪問介護従業者

研修課程が必須の資格、重度訪問介護従業者

重度訪問介護は重度の肢体不自由者または知的障害や精神障害により行動上著しい困難を生じる者で常時介護を必要にする障害者に対して、居宅において訪問介護を行います。
対象者は障害程度区分が4以上で、2肢以上に麻痺などがあり、障害程度区分の認定調査項目のうち歩行や移乗、排尿、排便のいずれも「できる」以外と認定されている人です。主に難病や脳性麻痺、脊髄損傷などの人が多くなっています。

 

この資格を取るには都道府県知事が指定する重度訪問介護従業者養成研修課程を修了する必要があります。より重度な障害者に特化した介護知識や技術を学びますので、需要が高まっています。研修の内容は基礎課程と追加過程の2種類があり、報酬加算の対象者となる障害程度区分が6の人に対するサービスを行うためには、追加過程まで修了する必要があります。研修時間は基礎課程と追加過程それぞれ10から20時間程度です。

 

重度訪問介護従業者は障害者自立支援法による重度訪問介護事業に就くことができますが、介護保険法による訪問介護員にはなれないですので、高齢者の訪問介護事業に就くことはできません。重度訪問介護従業者とホームヘルパー2級は全く別物です。あくまで何も介護関係の資格がない人が重度訪問介護に携わるための最低必要限度のものと考えておくといいでしょう。

 

最近は介護職自体の求人数が増えてきていますが、重度訪問介護従業者に対するニーズも高まっています。この資格は身体介護や日常介護、外出介護という区別をすることなく、利用者の状況に応じて総合的に介護をすることになります。24時間目が離せないので、それに対応するためにも夜勤ができる人を積極的に採用する傾向にあります。